ニオイに関する豆知識(簡単編)

【アセトアルデヒド】
  CH3CHO、分子量44.05、沸点21℃、融点−123.5℃、比重0.784、刺激的な青臭いにおいをもつ、検知閾値は0.0015ppmとされている。
特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.05〜0.5ppmである。主な発生源として化学工場、たばこ製造工場をもつ工場などがある。  
【アンモニア】 
   NH3,分子量17.03、沸点−33.4℃、融点−77.7℃、刺激性のある気体で、検知閾値は0.15ppmとされている。特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は1〜5ppmである。主な発生源としては畜産事業場、化製場、し尿処理場等がある。
【閾値】 
   (嗅覚)閾値には検知閾値(絶対閾値ともいう)、認知閾値、弁舌閾値がある。検知閾値は、何のにおいか分からなくても何かにおいを感知できる最小濃度、認知閾値は何のにおいか感知できる最小濃度、弁別閾値は主ににおいの強度について感覚的に区別できる最小濃度である。6段階臭気強度表示では検知閾値は1に認知閾値は2に相当するとされている。
三点比較式臭袋法では採取したにおいの検知閾値を求め、そこまでの希釈倍数を臭気濃度とし、また対数値を臭気指数としている。
【イソ吉草酸】 
   強い酸臭、チーズ臭ないしは古靴下のにおいを有する無色の液体で、水に4%程、アルコールや油類によく溶ける。
比重0.928〜0.931(20℃)、沸点176.5℃、引火点70℃、認知閾値は0.000078ppm(気中)、液中検知閾値は10-6.0(w/w)、敷地境界線の規制基準の範囲は0.001〜0.01ppmとなっている。食品香料の成分としてナッツ、コーヒー及びチーズ等のフレーバーに用いられる。人体の汗や体臭の一成分でもある。嗅覚測定用のT&Tオルファクトメーターの基準臭の一つ。

 
 
   
   
 
 
   
   
 
 
   
   
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